投資としての保険 その2

保険

前回、32年前に加入した住友生命の個人年金保険(毎月15,000円積立、65歳から月70,825円の終身年金)と、S&P500連動投資信託(毎月15,000円積立、65歳から月70,825円の取り崩し)を比較検証すると申し上げましたので、やってみました。ツールは、大和アセットマネジメントの「人生100年時代シミュレーション」を使用しました。https://www.daiwa-am.co.jp/special/100years/simulation.html

例えば、S&P500連動投資信託(例えば、eMAXIS Slim 米国株式 S&P500)で平均年利7%で運用できたとしたら、65歳時点の資産額は21,426,165円になります。これを毎月70,825円を取り崩すと90歳2ヶ月で無くなります。

次に平均年利5%で運用できたとしたら、65歳時点の資産額は14,171,743円になります。これを毎月70,825円を取り崩すと81歳8ヶ月で無くなります。

つまり、前者では90歳以上、後者では81歳以上生きると個人年金の方が得ということになります。加えて、投資信託はシミュレーションであって保証されるものではありませんが、個人年金は死ぬまでこの年金額が保証されます。

何歳まで生きるかなんて全く分かりませんが、この程度の差であれば、分散投資の1つとしてこの個人年金保険を選びますし、今となってはこの保険に加入して良かったと思います。

ただ、この低金利の時代には、こんな良い個人年金保険はないんですよね。ですから、今の人たちは投資一択になると思います。保険は割に合いません。

9月以降、株式相場は不調ですね。9月は1ヶ月間で資産を178万円減らしましたが、パーセンテージにすると2.1%減ですので全く問題ありません。想定内です。今年に入って前月比がマイナスになったのは9ヶ月中2回目です。まあ10月もマイナスになると予測していますが、昨年は1年間のうち半分の6ヶ月がマイナスの月で合計404万円減でしたので、今年は気が楽です。ちなみに9月末時点で積立分を含め1,223万円増です。

次回は、前回の続き「投資と保険を考える その2」を書きたいと思います。

 

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