長期投資は出口までは売ってはいけない

投資

前回の続きです。

2018年は、ひふみ投信と投資助言会社経由のヘッジファンドに投資していました。それ以外の投資は既にやめており、ほぼひふみ一本でした。これ以降はひふみの話です。

私の保有残高は、2018年9月末にそれまでのピーク(残高4,800万円弱、損益1,200万円強)に到達していたのですが、年末にかけて損益が0に近づくぐらいの急激な勢いで減り続け、初めての体験に「基準価額がこれ以上下がったらどうしよう」とビビり上げ、取引履歴を見ると、2018年12月26日にNISA口座の残高を残し、特定口座分 34,219,977円を全て狼狽売りしてしまいました。

売りの指示をした時、損益はわずかながらプラスだったのですが、売却額が確定した時にはマイナスになっていました。1,200万円あった利益が3ヶ月で吹っ飛んだのです。凹みましたね。おまけに売った2日後から上がり始めたので、「売らなきゃよかった」とまたまた凹みました。

精神的には株式市場から撤退してもおかしくない状態だったかも知れませんが、NISA口座を残し、積み立てを継続していたことが、辛うじて再度の投資に向かわせたんだと思います。

しかし、自分的にはまだまだ下がると思ったので、簡単に買い戻しできずに、基準価額がどんどん上がっていくのを指をくわえて眺めていました。

取引履歴を見ると、2019年7月2日にやっと1,000万円分を買い戻し、2020年2月25日にひふみワールドへの投資をスタート、2020年3月27日、そうコロナショックの直後にさらにひふみとひふみワールドを合わせて1,000万円分を買っていました。まさに押し目買いですが、動きが遅かったですな。相当の機会損失をしてしまいした。

しかし、運がいいことに、コロナショック後には基準価額は大きく反発し、2020年9月から米インデックス投資をスタート、61歳という年齢から、資産を大きく増やすことに繋がるのです。

地政学リスク、読めない株価、長期投資の鉄則等を身をもって経験し、「株価は読めない」、「長期投資は出口までは売ってはいけない」、「株価が大きく下がった時、余剰資金があれば押し目買いを実行する」などということを実践していたんですね。

今となっては、投資ユーチューバーたちが教えてくれることを、これらの経験から自然に身に着けていたことになります。その証拠にどんなに暴落しても売らなくなりました。優良なファンドであれば、年数回の銘柄入れ替えを行ってくれるので、経済が成長する限り上がったり下がったりを繰り返しながら成長する、ということが信頼できるようになりましたからね。

ちなみに、ひふみ投信(ワールド含む)の残高は、今年何度か4,700万円を超えましたが、未だに2018年のピークを超えていません。狼狽売りしなければ記録更新したんでしょうけどね。悔やまれてなりません。

次回は、既にやめてしまった個別株投資について書きたいと思います。今日はここまで。

 

 

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