米国高配当ETFと言えば、VYM、HDV、SPYDですが、私はHDVとSPYDを保有しています。なぜこの2つにしたのかと言うと、VYMが構成セクターがバランスよく分散されている一方で、他の2つに比べて配当利回りが低いということと、HDVとSPYDはそれぞれ構成セクターが偏っているのですが、両方を買うとお互いがお互いを補完し合っているので相性がいいと両学長が言っていたからです。
米国株投資を始めたのは、2020年9月の eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)からで、両学長やバフェット太郎の動画を見ていると、米国インデックス投資を勧める一方で、米国高配当ETFも勧めていたのですが、自分にとってどちらの投資方法が合っているか分からないので、どちらもやってみようとなった訳です。で、翌10月にHDVとSPYDを購入しました。
この頃は、ひふみ投信を売却して普通預金に余剰資金があったので、3銘柄とも500万円ずつ一括購入し、eMAXIS Slim 米国株式のみ月々5万円の積立設定をしました。
この年の3月にコロナショックがあってそれぞれ値が下がっていたので、購入したタイミングは抜群によかったです。別に狙っていたわけではなくて、たまたまでした。ラッキーでした。特にSPYDは購入した時は本格的に回復する直前で、底値に近い価格で購入することができたので、その後の回復で一時はほぼ倍ぐらいに増えた時がありました。
SPYDは、何度か分配金再投資をしましたが、HDVの分配金もSPYDに再投資したことがありました。当初は、HDVよりSPYDの方が成績がよかったからです。おまけに、ロジャーパパの動画を見て、米国グロース株ETFのVUGを欲しくなって、それを購入するためにHDVを200万円分売却しましたからね。それだけ、当時のSPYDは魅力的でした。
では利回りはどのくらいかというと、2022年のデータしかありませんが、税引き後でHDVが2.6%、SPYDが3.6%でした。米国の所得税は確定申告で取り戻せるので、SPYDは国内税引き後でも4%ぐらいあったでしょうね。
ただ、インデックス投資と高配当ETF投資のどちらが私に合っているかというと、インデックス投資でした。現役サラリーマン時代では高配当ETF投資もアリかもしれませんが、これから4%で取り崩すことを考えると、インデックスファンドに纏めておいた方がよかったと思います。
分配金の場合は全額に対して税金が掛かりますけど、4%取り崩しの場合、取り崩し額には元本部分以外の利益部分にしか税金が掛からないので、手取りもインデックスの方が多くなるでしょうからね。
但し、取り崩しをスタートする場合、ETFを売却すると、現時点で利益が約580万円あるので、所得税(税率20.315%)は約118万円となります。そうすると運用資金が減るので、4%取り崩しと分配金受け取りを、しばらくは並行してやらざるを得ないと思っていますが、気が変わるかも知れません。
では、今日はここまで。
※HDVとSPYDの残高は2023年11月20日21時34分のものです。
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